ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)は、ポリスチレン樹脂とブタン、ペンタン等の発泡剤(特定フロン及び代替フロンは一切使用していません)を主な原料としています。
直径0.3〜2mm程度の硬質で透明な真球状のポリスチレン樹脂を規格に合わせた大きさにふるい分けて使います。重合工程で発泡材(炭化水素)が含透されているので、熱を加えると樹脂が柔らかくなるとともに発泡材が膨張し、樹脂が発泡します。
用途に応じた、所望の発泡倍率(5〜100倍)にするため原料ビーズを所定の条件で蒸気加熱します。
電子顕微鏡で内部を見ると、泡のようにきめ細かい部屋に分かれている(独立気泡)のがわかります。この一つひとつの部屋に閉じ込められた空気が、EPSの高い断熱性能の秘密です。